線路脇にある市場へ舞い戻ってきた。ついさっきまで歩いていた市場だ。それほど時間が経っている訳でもないので、市場の雰囲気が変わっていることもない。相変わらずのんびりとした空気が漂っていた。薄暗い通路を抜けていると、ちょっと変わったお店があった。ここは食堂でもなく、屋台でもないのに店頭にプラスチック製の椅子が置かれていて、サングラスを掛けた格好いい女性がどっしりと椅子に腰掛けていた。
その女性はのんびりしながら店主と会話をしている。店頭に椅子を並べるというのはいいアイデアなのではないだろうか。客は客でゆったりと買い物できるし、店主は店主で客と仲良くなれる。その結果、客はこの店を贔屓にしてくれるようになるかもしれない。でも、この施策は両刃の剣でもある。もし客が単なる寂しがり屋で話し好きだった場合には、このサービスは売上に貢献すること無く、ただただ時間を浪費するだけになってしまう。いずれにしても、人と話すことがそれほど好きでない僕には辛いサービスだけれど。
2018年7月 人びと タイ | |
メークロン 市場 サングラス 女性 |
No
10636
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年07月06日
更新日
2024年02月08日
撮影場所
メークロン / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA