いくらゆっくり走っているとはいえ、メークロン線路市場を列車が通り過ぎていくのはあっという間だ。メークロン観光のハイライトは一瞬で終わってしまう。そうして列車が行ってしまうと、店主たちは何事もなかったかのように再び線路の上に店を出し始め、買い物客と観光客が線路の上を行き来し始める。あまりにも変わり身が早くて、ここを列車が走っていったのを見たのがまるで白昼夢だったかのような気がしてしまう。
写真の女性も何食わぬ顔をして再び商売を始めていた。テーブルの上に水揚げされたばかりの新鮮が魚が並んでいる。この線路市場のすぐ横に魚市場もあるのだけれど、女性はこちらで商売するのを選択したのだろう。このメークロン線路市場にやって来る人は、もちろん地元の人もいるけれど、僕のような観光客が大勢を占めている。新鮮とはいえ魚をまるごとここで買おうと思う人はあまりいないような気がしてしまう。でも、女性はそんなことは意に介していないのかもしれない。
2020年3月 人びと タイ | |
エプロン 魚 魚売り メークロン メークロン線路市場 市場 女性 |
No
11446
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年03月17日
更新日
2024年02月07日
撮影場所
メークロン線路市場 / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA