絵葉書を売っている場所を探して、ジャカルタを歩いていた。スマホが一般的になって、誰もがSNS上で繋がっているような時代に絵葉書は完全なオワコンなのかもしれないが、僕はどうしてもこの町から絵葉書を日本に出したかった。海外から同じメッセージを送るにしても、あっという間に届くインターネットよりも、いろいろな人の手を介して届く葉書の方が面白いに違いない。それに受け取った人も、見慣れぬ切手が付いている方が楽しいだろうと思う僕は、ちょっと昔の人間なのかもしれない。
そう思って、ジャカルタでも絵葉書を探したのだけれど、これが思っていたよりもずっと難しい。この町随一の観光地ファタヒラ広場でも売っていないし、それなりに大きな郵便局に赴いても売っていない。郵便局で売っていないとなると、もう途方にくれてしまう。そこで、郵便局の人に絵葉書を売っているところを教えてもらって、そこに向かっていた。郵便局の人は英語も日本語も出来ないし、僕はインドネシア語を解せない。僕の質問がちゃんと通じているのか確信を持てないまま、郵便局の人が指差していた方に向かって歩いていたのだ。
歩いても歩いても、絵葉書を売るようなお店は現れなかった。その代わりに出現したのはギャラリーが集まったような場所だった。小さなブースが歩道脇に並んでいて、それぞれに画家がいた。それぞれが画家のギャラリーになっていたのだ。ブースをひとつひとつ見て歩いていると、絵の影でぐっすり寝ている猫がいた。迂闊に起きている猫に近づくと警戒されることが多いけれど、ぐっすり寝ている猫は無防備だった。
2020年7月 動物 インドネシア | |
猫 ジャカルタ 昼寝 絵 睡眠 |
No
11611
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年07月20日
更新日
2023年09月01日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF