絵の横でチェスする二人

絵画の横でチェスに興じるふたりの男
インドネシアのジャカルタにあるサワー・ブサル地区で撮影 オザワテツ

ふたりの画家が仕事の合間に絵画の横でチェスに興じていた

ジャカルタのサワー・ブサル地区を歩いていると、小さなギャラリーというかアトリエというか、画家が集まっている場所にやって来た。それぞれのギャラリーに画家がいて、絵が飾ってあった。肖像画が多い。肖像画が欲しい人はこのような場所で頼むのだろう。

でも、肖像画なんてものを描いて欲しいという人は、そうそう現れる訳ではない。僕のイメージでは、肖像画を欲しいと思うのは一生に数回あるだけだ。結婚したとか、孫が生まれたとか、人生のターニングポイントだけだろう。しかも、その数回しかない機会も、ほとんどの人は写真で済ませてしまうに違いない。絵で何かの記念を残そうなんていうのは、庶民からするとちょっと成金趣味のような気がしてしまう。

ジャカルタの画家が集まっているところでも、状況は同じようなもののようだ。小さなギャラリーの中で絵画を制作中の人もいるにはいるけれと、ほとんどの画家は暇そうにしていた。注文が入らなければ、何もすることがない。暇を持て余している画家の中には同業者とチェスに興じている人も見えた。写真の二人がそうだった。二人はまるで駒を動かすが仕事であるかのように、真剣な顔でチェスを指していた。

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チェスとは

チェスは、2人で行うボードゲーム、マインドスポーツの一種である。先手・後手それぞれ6種類16個の駒を使って、敵のキングを追いつめるゲームである。その文化的背景などから、チェスプレイヤーの間では、チェスはゲームであると同時に「スポーツ」でも「芸術」でも「科学」でもあるとされ、ゲームに勝つためにはこれらのセンスを総合する能力が必要であると言われている。 欧米圏のみならず、全世界150か国以上で楽しまれている。非常に古い歴史を持ち、現在でも様々な媒体を通して盛んである。カードゲームなども含めたゲーム全般においても、ブリッジと並んで最も多くプレイされている。 チェスの起源には諸説があるが、一般的には古代インドの戦争ゲーム、チャトランガが起源であると言われている。日本においては同じチャトランガ系統のゲームである将棋の方がチェスよりも遥かに競技人口が多く、両者は基本的なルールが似ていることから、チェスは西洋将棋と訳されることもある。

ジャカルタにあるサワー・ブサル地区ってどこ?

PHOTO DATA

No

11613

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年07月22日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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