函館のガイドブックには必ず登場する朝市。その写真と説明から、薄々僕が求めているのとは違うような気がしつつ、実際に訪れるとやはり違った。函館駅近くにある朝市は観光客向けに海産物を販売している。北洋漁業で獲れたサケやマス、タラ、ニシン、カニなどの海産物だけでなく、夕張メロンも売っている。かつての築地市場でいうところの場外市場のようなところだ。早朝から開いているとはいえ、ここには仲買人や素材を仕入れにきた料理人の姿はない。僕のような観光客が寝ぼけ眼をこすりながら、商品をアピールするだみ声の中を歩いているだけだった。
函館は北洋漁業の拠点のひとつだから、築地市場でいう場内市場に相当するところがあるはず。そう思いながら地図を眺めると確かにある。豊川埠頭の横にある函館市水産物地方卸売市場という施設がそれだ。この施設で僕が求めているせりが行われているに違いない。朝市で早朝から海鮮丼を食するのもいいけれど、プロたちがワチャワチャと売買している様子を眺めるのは格別。早速訪れてみようと調べてみると、世の中はそう甘くなかった。今はコロナ禍。不要不急の外出は控えるべし。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一般人の見学はできないようになっていた。残念。
2022年9月 食べ物 北海道 | |
カニ 食材 函館 市場 天秤 |
No
12367
撮影年月
2022年6月
投稿日
2022年09月08日
更新日
2023年08月10日
撮影場所
函館 / 北海道
ジャンル
食物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35