訪れた台南の鴨母寮市場には、魚屋の店先にサバヒーという魚の頭がたくさん並べられていた。無造作ではなく、きちんと整然と配置されていたのだ。頭が上を向いて並べられているから、まるであなごが穴から頭を出しているように、テーブルの中から頭を突き出しているように見えたのだ。でも、サバヒーの可愛らしい丸い目はまったく動かない。ぴくりとも動かない瞳が並んでいる光景は、ちょっとシュールで不思議な感じがするのだった。
サバヒーの頭が並ぶ向こう側では、魚屋さんが忙しそうに働いていた。魚屋さんは何事もなかったかのように働いているように見えた。このシュールな光景も、魚屋さんにとっては日常の風景なのかもしれない。
2017年4月 人びと 台湾 | |
瞳 魚 魚売り 頭 市場 台南 |
No
10100
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年04月08日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
台南 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA