写真撮影が許可されている展覧会が増えてきている。はっきり数字で確認したわけではないけれど、個人的な感覚では確実に増えている。展覧会を訪れた人にとっては、作品の写真に収めることで擬似的ながらも作品を所有した気分に浸れるし、友人との会話の際にも写真がある方が話をしやすい。また、展覧会の開催者としても、来場者が写真を撮影しSNSで拡散してくれるのは無料で宣伝してもらっているのと同じ。さらに来場者が増えれば、展覧会の収支も良くなって開催者にとっても喜ばしい。作品の盗用などがされない限り、写真撮影するのは来場者と開催者のどちらにもメリットであるという認識が一般的になりつつあるのだろう。さらには外国の美術館では撮影可能の所も多いので、訪日した外国人旅行者に本国で楽しんでいるのと同じように日本の文化も楽しんでもらおうという狙いもあるのだそうだ。
この日にやってきた東京の丸の内にある三菱一号館美術館で、開催されていた「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」展でも写真撮影が許されていた。幕末を代表する浮世絵師である歌川芳幾と月岡芳年の作品が並べられている室内でも、時折シャッター音が響き渡っていた。
2023年7月 人びと 東京 | |
作品 丸の内 博物館・美術館 シルエット |
No
12520
撮影年月
2023年4月
投稿日
2023年07月06日
更新日
2023年08月06日
撮影場所
丸の内 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
IPHONE 14 PRO