やって来た横須賀美術館ではミロコマチコの企画展が開催されていた。どこまでが名字で、どこからが下の名前なのか、いまいち分からない絵本作家だ。それだけではない。名前だけをみると、ミロコさんとマチコさんのコンビである可能性も否定できないし、ひとりと見せかけて実は大勢の人間が関与しているプロジェクトである可能性も排除できない。考えれば考えるほどわからなくなってしまう。
動物や植物を題材とした絵を得意とする絵本作家の正体がよく分からないのは僕だけでないようで、催されていた企画展のテーマも「ミロコマチコとは何者か?」というものだった。キュレーターが問うてしまうような疑問なのだから、一個人の僕に分からなくても仕方ない。そう思いながら、展示されているものを眺めていた。
展示されているのは絵本の原画だけでなく、動画もあったし、絵日記のような作品も壁新聞のような作品も並べられていた。絵も素敵だけれど、書いてある文章も面白い。そう思うのは僕だけでなく、多くの人が長い文章の書いてある作品に魅入っていた。ガラスケースに入れられた作品は、顎をケースの上に載せて読むのにちょうどいいのだけれど、長いこと顎を載せて読んでいると、監視係に注意されるのが難点だった。
2022年6月 町角 神奈川 | |
作品 博物館・美術館 横須賀 |
No
12303
撮影年月
2022年4月
投稿日
2022年06月21日
更新日
2023年08月12日
撮影場所
横須賀 / 神奈川
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35