台北にある故宮博物院は、サンクト・ペテルブルグにあるエルミタージュ美術館とパリにあるルーブル美術館と並んで世界三大美術館に数えられている。ここには歴代中国王朝の財宝が収められているのだ。でも、展示されているものはちょっと路線が違う。ルーブルとエルミタージュが西洋文明の中で発展した美術を展示しているのに対し、ここ故宮博物院には中国文明の美術が展示されているのだ。
西洋美術といえば、油絵が多いけれど、ここには油絵の類はない。代わりに掛け軸が多く収蔵されている。油絵よりも掛け軸の方が、日本人である僕には馴染みがあるとは言え、それを嗜む習慣は僕にはない。掛け軸の前にやって来ると、女性が熱心に掛け軸に見入っていた。素晴しさに打ちのめされているかのようだ。でも、僕にはその掛け軸を堪能する教養は残念ながら無かった。
2016年11月 人びと 台湾 | |
作品 バック・ショット 博物館・美術館 シルエット 台北 |
No
9947
撮影年月
2016年9月
投稿日
2016年11月24日
更新日
2024年01月07日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA