銚子駅と外川駅を結ぶ銚子電鉄にはわずか6.4キロの間に10の駅が設けられている。それぞれネーミングライツが売られていて、正式な駅名以外にも個性的な呼称が付いている駅はそれぞれ雰囲気も個性的だ。JRの駅のおまけのような銚子駅もあれば、昭和に取り残されたままになっているような外川駅もある。そのような中、犬吠埼灯台の最寄り駅である犬吠駅は予想をいい意味で裏切る西洋風な作りだった。
プラットホームには必要なのかどうか良く分からない壁というかフェンスが設けられていて、タイルでデザインが施されている。その雰囲気は千葉の片田舎というよりも南ヨーロッパを思い起こさせる。それもそのはず、犬吠駅の駅舎はポルトガルの宮殿風建築なのだという。南欧にある宮殿というと真っ先に思い浮かぶのは世界遺産にもなっているスペインのアルハンブラ宮殿だ。でも銚子電鉄はそのようなメジャーな存在には見向きもしない。その心粋には感心するものの、なぜゆえにポルトガルなのだろう。海辺の観光地風情を醸し出したいのであれば、別にポルトガルでなくともイタリアでもギリシャでもクロアチアでも良かったはずなのに。
2022年7月 千葉 町角 | |
銚子 プラットホーム 駅 |
No
12330
撮影年月
2022年5月
投稿日
2022年07月23日
更新日
2023年08月11日
撮影場所
銚子 / 千葉
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35