品川から南に向かう京急線には立て続けに駅が並んでいる。北品川、新馬場、青物横丁、鮫洲とそれほど離れていない距離で駅が続いているのだ。それぞれの駅に順番に停まるのも、のんびりローカル電車の旅を楽しむならばいいのかもしれないけれど、朝の通勤ラッシュの時間帯に電車がノロノロ進むのを楽しめる人は多くはないだろう。東京に住むサラリーマンは忙しい。
サラリーマンが早く都心に向かうことに照準を当てた結果、朝の通勤時間帯にこれらのローカルな駅に停まる電車はとても少ない。ほとんどの電車はこのような乗り換えもできない小さな駅は通り過ぎていく。品川から北品川や新馬場に行こうと思っても、朝の通勤時間帯では何本もの電車をやり過ごす羽目になるのだ。
なんとか辿り着いた新馬場の駅は閑散としていた。まだ通勤時間といっていい時間だったけれど、都心に向かう電車を待っている人は少ない。この駅から電車に乗る人は、東京23区内では珍しく電車の来る時間に合わせて駅に来るのかもしれない。男性がプラットホームのベンチにぽつんと腰を下ろしているだけだった。
2021年7月 町角 東京 | |
自動販売機 ベンチ プラットホーム 品川 駅 |
No
11982
撮影年月
2021年1月
投稿日
2021年07月29日
更新日
2023年08月19日
撮影場所
品川 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III