パナウティの旧市街を歩いていると、道端にあったヒンドゥー教の祭壇の前に年配の男が腰を下ろしていた。伝統的な帽子を被った男で皺の深い顔をしていた。傍らには箱と傘を置いてたから、この場所で休んでいるようだ。
日本だと道端のある小さな祠の前で、背を向けて座る人はあまりいない。なんだか罰当たりであるような気がするからだろうか。でも、ここパナウティで写真の男は祭壇に背を向けてどっしりと腰を下ろしていた。この男に限らず、ネパールでは祭壇の前で休んでいる人は多い。ここでは神様はあちらこちらににて多いから、何かしらの神様に向かって立つと、自然といずれかの神様に対しては背を向けて立つことになるから、あまり気にしていないのかも知れない。
2010年1月 ネパール 人びと | |
祭壇 帽子 老人 パナウティ 神社 |
No
3550
撮影年月
2009年6月
投稿日
2010年01月07日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
パナウティ / ネパール
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM