JR横浜タワーをどんどん上の階へ上がっていくと、最後には「うみそらデッキ」と名付けられた屋上に設けられた庭園へ辿り着く。たかだか12階しかないビルの上なので、バンコクで流行っているルーフトップバーと比べたらそれほど高い場所にあるわけではないものの、周囲に高い建物のない屋上は心地よい。ベンチが設置されていて青空の下でゆったり時間を過ごせるようになっているのだ。
うみそらデッキをウロウロすると、周囲よりも少し高くなったところにオブジェが置かれているのに気がつく。かなりの存在感を放っているオブジェだ。なにせ立体のアルファベットを8つも使ってYOKOHAMAと書いただけのオブジェなのだ。
アルファベットだけで構成されたオブジェと言うと、新宿にもあるロバート・インディアナのLOVEを思い浮かべてしまう。でも同じなのはアルファベットだけで構成されているという点だけで、その趣はかなり違う。うみそらデッキにある「YOKOHAMA」はアートというよりお知らせのよう。方向音痴の人のために、ここが横浜なのだと教えてくれているかのようなのだ。けれどオブジェが建つのは横浜駅の真上に建つビルの屋上だ。このオブジェを目にするまでここが横浜だと気が付かない人はほとんどいないに違いない。カッコいいわけでもなく、写真映えするわけでもない不思議なオブジェなのだ。
2022年3月 神奈川 人びと | |
バック・ショット 青空 帽子 雲 庭園 縁のある帽子 横浜 |
No
12215
撮影年月
2022年1月
投稿日
2022年03月25日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
横浜 / 神奈川
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III