ジャカルタをトコトコ歩いていた。ジャカルタと一口に言ってもこの町は大きい。インドネシア最大のこの都市は中央ジャカルタ市、南ジャカルタ市、西ジャカルタ市、東ジャカルタ市と北ジャカルタ市から成る都市圏人口が3000万人を超えるメガシティなのだ。実際、単にジャカルタと言った場合には市でなはく、五つの市からなる首都特別州を指していることが多い。まあ、東京23区みたいなものだろう。
この時歩いていたのは西ジャカルタ市だった。水路を挟んで商業地区と住宅街が分かれているような場所の、ちょうど境目を歩いていた。道路脇には工場や商店も並んでいたけれど、この日が日曜日だったからかどれも閉まっていた。インドネシアはイスラム教徒が世界で最も多い国だけれど、休日は金曜日ではなく、キリスト教国家の西洋諸国と同じように日曜日のようだ。
閑散とした道を黙々と歩いていく。すると、水路沿いに幼い女の子とおじいさんがいた。仲良く並んで水路を覗き込んでいた。二人とも右方向ばかりじっと見ているから、僕が後ろに立ってカメラを構えたことには気が付かない。よほど気になるものが流れて来ているのだろう。大きな桃でも流れていたのかもしれない。
2020年5月 インドネシア 人びと | |
バック・ショット 二人組 女の子 ジャカルタ 水路 |
No
11511
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年05月02日
更新日
2024年01月06日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF