路地を歩いていて、ふと横を眺めると川というか水路というか細い水の流れがまっすぐに伸びていた。油で覆われた水面の向こうに目を向けると、ポツンポツンと橋が架かっていて、洗濯物が干してあるのが見える。歩くと楽しそうなエリアだ。
このまま水路に沿ってごちゃごちゃしたエリアの中に足を踏み入れたいと思ったけど、それは難しそうで残念。すぐ脇には家々が迫っていて、人が歩ける場所はなかったのだ。海外に限らず、このような路地を見つけてもその場に辿り着けないことは多い。
路地が密集したエリアでは道が碁盤の目になっているとは限らないから、どこが入り口なのか分からないこともしばしばだ。さらに入り口と思しきところを見つけても、足を踏み入れるのに勇気がいるような場所(基本的にチキンです)であることもあるし、地元の人にはっきり来るなと言われることもある。
必ずしも入ろうと思った路地に入れるとは限らないけれど、入った結果、素敵な笑顔で迎えてもらえると、とても嬉しい。そのような瞬間を求めて僕は路地に入っていくのかも知れない。
2020年12月 町角 インドネシア | |
橋 電線 ジャカルタ 住宅街 水路 |
No
11748
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年12月03日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF