やってきたジャカルタの路地には幼い娘をだっこしたお父さん以外にも大勢の人がいた。ここは地元の人のたまり場になっているようだ。立ち話をしている人もいれば、寝転がっている人もいる。でも、ここにいる人たちに一体感はなかった。思い思いにこの場所にやってきて時間を過ごしているのだ。
見回すとと子どももいるし、年配の人もいる。平日の真昼間だったけれど、一家の稼ぎかしらと思われるお父さんたちの姿もある。そして、多くの人びとがダラダラと過ごしている狭い路地には気だるい雰囲気が充満していた。みなゆったりとしていて、ここでは時間がゆっくりと流れているような気がする。
そのような路地にふたりの幼い女の子が道端に腰を下ろしていた、仲良く並んだ女の子はおやつを頬張りながらおしゃべりに興じている。静かな路地にふたりの話し声だけがボソボソと響いていた。ダラダラと喋っているふたりは、女の子のそのものに見える。幼いなりに噂話に花を咲かせているのだろう。女の子はどこの国でもおしゃべりが好きなのだ。
男脳と女脳には性差が存在するという。いろいろな国で子どもたちを見ていると、確かに男の子と女の子では行動に違いがあるような気がしてならない。女の子は男の子に比べて、幼い頃からお喋りが好きだし、自分を美しく見せることに興味津々である気がするのだ。男脳と女脳には性差だけでなく、ジェンダーロールも関係するという説もあるけれど、本当のところはどうなっているのだろう。
2020年10月 インドネシア 人びと | |
路地 お喋り 二人組 女の子 ブラブラする ジャカルタ お菓子・軽食 |
No
11685
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年10月01日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF