ジャカルタの住宅街でも、グラフィティを見かけることがある。グラフィティとはスプレーやフェルトペンなどを使い、壁などに描かれた図像だ。東京でも電車の中から見える場所や高架下などに描かれていることが多い。壁があると何かを描きたくなるのはアメリカでも日本でも、ここインドネシアでも同じなのだろう。アルタミラ洞窟やラスコー洞窟からも分かるように、人類は遥か昔から壁に何かを描いていたのだ。
だからと言って、歩いていてあちらこちらにグラフィティが描かれていると、それはそれでちょっと不安だ。グラフィティのあるエリアは治安が良くないイメージがあるから、できれば目にしないことに越したことはない。無ければ、歩いているところが安全である証拠のような気がするのだ。
住宅街の中を歩いていると、何かを描くのに適した大きな壁があった。クロマニヨン人だったら、何かを描かずにはいられないような壁だった。残念ながら、もうこの世にクロマニヨン人は存在しない。その代わり、ふたりの女の子が壁際に立って何かを描いていた。このふたりが描いていたグラフィティの絵柄はほんわかしていて、のんびりしていた住宅街の雰囲気にピッタリ合っていた。
2020年9月 インドネシア 人びと | |
二人組 女の子 ヘルメット ジャカルタ バイク 壁 |
No
11681
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年09月27日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF