入江に造られた東京の町には多くの水路が張り巡らされていた。江戸は水の都だったのだ。でも、そのほとんどは高度成長期に暗渠になってしまっている。幸いにも、写真の水路は今でも外に顔を出していた。それでも、水路のすぐ上には蓋をするかのように高速道路が走っている。
空いている土地がないので、1960年代に造られた都内の高速道路の多くは水路の上に建設されている。高速道路の上には沢山の自動車が走っている。一方で、かつて多くの人びとが行き来していた水路には誰もいない。静かに水を湛えているだけだった。
2005年9月 町角 東京 | |
高速道路 両国 水路 |
No
181
撮影年月
2005年8月
投稿日
2005年09月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
両国 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V