バンコクから日帰りで行ける水上マーケットはいくつかある。英語で書かれたガイドブックによると、どれもこれもツーリスティックなものばかりのようだ。もともとは地元の人たちが運河を行き来するボートの上で商品をやり取りする場所だったものの、今ではすっかり観光客向けのものになっていると書いてある。その一方で、日本語のガイドブックにはそのようなことは書いていない。日本語のガイドブックを書いた人にとっては、そこがツーリスティックなものなのかどうかはあまり興味がないようだ。
海外を旅するときには、僕は2冊のガイドブックを持っていく。英語で書かれたものと日本語で書かれたものだ。面白いことに、同じ場所について書かれたことであっても、英語のものと日本語では書いてある内容が違う。そして今までの経験上、英語で書かれていることの方が自分の感覚にあっていることが多いのだ。
あまり観光客向けになってしまったところに赴いても、面白くないことが多い。このダムヌン・サドゥアック水上マーケットも英語のガイドブックではツーリスティックと書かれているから、どうなのだろうと思いながらもロットゥーに乗ってやって来たのだった。まあ、いずれにしても水上マーケットなんていう代物は日本では見かけないものだ。
市場に辿り着くと、思っていたほど観光客の姿はない。運河にも商品を満載したボートがひしめいている訳でもなかった。どちらかというと、人気の観光地とは思えないのどかな雰囲気が漂っていたのだった。
2020年4月 町角 タイ | |
ボート ダムヌン・サドゥアック 市場 傘 水路 |
No
11470
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年04月03日
更新日
2024年02月08日
撮影場所
ダムヌン・サドゥアック水上マーケット / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA