ダムヌン・サドゥアックの水上マーケットから離れて運河沿いを歩いていくと、お土産物屋やレストランは姿を消した。観光地になっている水上マーケットの外に出たのだ。運河の両脇にはお店の代わりに住宅が並び始めた。でも、運河は同じような顔をして真っ直ぐに伸びている。
運河を眺めていると、ここが水郷だということがよく分かる。どの家も運河に面して建てられていて、家の前には自家用のボートが浮かんでいる。地元の人びとの日々の生活の中で運河は欠かせないものになっているのだろう。同じように住宅街の中を伸びていても、蘇州の都会の中を伸びる水路とはまた違った趣だ。蘇州の水路は家々の間を縫うように伸びているように見えたけれど、こちらは運河が主役で住宅はその脇に建てられたように思える。真っ直ぐに伸びているからだろうか。
穏やかな天気で風もない。運河の水面は凪いでいた。眺めていると、向こうから1艘のボートがやって来るのが見えた。この運河はいったいどこまで続いているのだろう。ボートで乗り出したら、このままずっと行ってタイランド湾まで行けるのかもしれない。
2020年4月 タイ 乗り物 | |
ボート ダムヌン・サドゥアック 水路 |
No
11490
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年04月16日
更新日
2024年02月08日
撮影場所
ダムヌン・サドゥアック水上マーケット / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA