蘇州は歴史のある町だ。春秋時代には呉の都だったところだ。春秋時代というと北インドでガウタマ・シッダールタが生きていた時代とほぼ同じで、日本では神武天皇でさえまだ天皇になっていない。
水郷として栄えた町には今でも多くの水路が町の中に張り巡らされている。かつて水路は物を運ぶのに重要なインフラだったので、橋という橋は下を船が通り抜けられるように大きくアーチを描いているのが印象深い。
かつては水運のために利用されていた水路もすっかり廃れて利用している人はほとんどいない。今では単なる景観の一部になっている感がある。しかし、その景観の一部が厄介なのだ。歩いていると、頻繁に橋を渡る必要に迫られ、大きく弧を描いた橋を上り下りして渡らなければならないのだった。
No
7911
撮影年月
2008年6月
投稿日
2013年09月22日
撮影場所
蘇州 / 中国
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM