クロントゥーイ市場を歩いていると、八百屋の前に来た。比較的大きな八百屋だ。店先に何種類もの野菜が山積みになっていて、店の奥にも仕入れに使ったのであろう箱が人間の身長よりも高く積まれている。大きな店だけに働いている人の数も多い。
店先に立ち止まると、キャベツやカリフラワー、唐辛子が山積みになっている。どれも日本で珍しいものではない。何か珍しいものがないかと見回していると、前掛けをした女性店員が、キャベツの山の中からキャベツを選別していた。日本で白菜というと、鍋料理の定番具材で冬の野菜というイメージがあるけれど、常夏のバンコク周辺でも栽培されているようだ。
女性店員の足元に目を向けると、大きなカゴが置いてある。市場の運送人が運んでいるものと同じ形をしたものだった。女性は山からキャベツを選ぶと、次から次へとカゴの中に放り込んでいる。おそらくは大量注文が入ったのだろう。カゴがいっぱいになったら、オレンジ色のベストを着た運送人に手渡され、買い主のところへ運ばれていくのだ。
2020年2月 人びと タイ | |
バンコク 籠 唐辛子 白菜 店員 クロントゥーイ市場 市場 ポニーテール 野菜 |
No
11421
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年02月28日
更新日
2023年09月10日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III