タイのバンコクにあるクロントゥーイ市場で撮影。
商店が軒を連ねて商売をしている区画の裏には住居エリアが設けられていた。おそらく、この住居は広大な市場で働く人びとのために建てられたものなのだろう。ここに住んでいれば、商場までは歩いて数分だ。でも、これは良いことなのか悪いことなのかよく分からない。通勤時間が短いの良いことだけれど、個人的には勤務時間以外には仕事のことを一切考えたくないので、あまりにも職場と自宅が近すぎると落ち着かない気分になってしまう。バンコクの人はその辺をどう思うのか気になるところだ。
住居エリアの一角で家族連れがのんびりしていた。お父さんは昼寝していて、お母さんは赤ん坊をあやしている。赤ん坊は赤ん坊でハンモックの中で気持ちよさそうに寝ていた。もちろん、お母さんは赤ん坊にも関心を払っているのだけれど、同時にスマホの画面もとても気なるようだった。時折、ハンモックを揺らしながらも、ずっとスマホをいじっている。タイにもスマホ中毒になっている人がいるのだった。