三軒茶屋駅のすぐ近くに教学院という名の寺院が建っている。名前だけを聞くと学習塾かと勘違いしてしまいそうな寺院ではあるものの、その歴史は長い。縁起によると、創建は1311年。当初は江戸城内に建てられ、紆余曲折を経た結果、1900年代初頭に現在の場所に移転したのだという。
歴史ある仏教寺院といっても教学院という名前にピンと来る人はあまりいないだろう。その少ない人数も、ここが五色不動のひとつである目青不動だと聞けば、少しは増えるかもしれない。ここ教学院は東京にある五色不動、すなわち目黒不動、目白不動、目赤不動、目青不動、目黄不動の中の目青不動なのだ。
家の近所に建つ目黒不動にしばしば訪れる身こらすると、この目青不動はあまり人気がないように見える。目黒不動にはひっきりなしに参拝客がやってくるのと対照的に目青不動の境内は閑散としている。境内の入り口近くに建つ不動堂をおそるおそる覗くと、前立ちの不動明王像が参拝客の少なさに怒っているように見えた。
2022年4月 静物 東京 | |
お堂・ホール 提灯 像 太子堂 寺院 |
No
12226
撮影年月
2022年2月
投稿日
2022年04月05日
更新日
2023年12月17日
撮影場所
太子堂 / 東京
ジャンル
静物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35