目黒不動尊の境内には小さな祠が幾つもある。この写真の木製の扉もそのような祠のひとつだ。扉は固く閉じられていて、前には大きな香炉が置かれていた。「千住札お断り」と書いてあるにもかかわらず、壁には沢山の御札が貼られている。貼りたい人に貼ってだめと言っても、聞く耳を持たないのだろう。
ちなみに目黒不動尊という名前は通称で、正式な名称は瀧泉寺という。江戸五色不動のひとつで、言い伝えによると、ここは808年に建立された歴史のある寺院だ。今ではすっかり住宅街に囲まれてしまって、東京の都心近くにあるような顔をしてふんぞり返っているけれど、かつては江戸から離れた田舎にあって、ちょっと足を伸ばして訪れる観光地だったのだ。
2011年6月 建築 東京 | |
扉 お堂・ホール 香炉 目黒 寺院 |
No
5491
撮影年月
2011年4月
投稿日
2011年06月02日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
目黒不動尊 / 東京
ジャンル
建築写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM