袈裟を纏った僧侶の像がお堂の前に建っていた。幾つもお堂が建ち並んでいるけれど、入り口に僧侶の像が建っているのはここだけだった。僧侶は無表情の顔でお堂の内部を指差している。
指の先に目をやると、そこには仏像が鎮座していた。おそらく、僧侶はこの仏像を見逃す事なかれ、と教えてくれているに違いない。何せ、この人は来る日も来る日もこの姿勢で、仏像を指差し続けているのだから、中にある仏像はここを訪れたならば必見のものなのだろう。そう考えると、無表情は自信の表れなのかもしれない。
2015年1月 ミャンマー 静物 | |
お堂・ホール 袈裟 僧侶 指差し 像 寺院 ヤンゴン |
No
9018
撮影年月
2010年2月
投稿日
2015年01月24日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
静物写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM