多くの観光客が訪れるバンコクの王宮エリアへやって来た。でも僕のお目当ては王宮そのものではない。そのすぐ近くに建っているラックムアンという場所を訪れるためだ。写真に写っているお堂がそれだ。この中には町の守護神に捧げられた黄金の柱が立っている。この柱を立てたのはラーマ1世だという。1782年にトンブリーからバンコクへ遷都する際に、自らの王宮を建てる前にここにラックムアンを立てたのだという。もっともトンブリーはチャオプラヤー川の対岸にある場所で、今となってはバンコク市内だからあまり動いていないような気がしてしまうのは僕が外国人だからかもしれない。
兎にも角にも、この柱が遷都後にバンコクに建造された最初の建築物ということだ。さぞかし立派な建物が建っているのかと思っていたけれど、ラックムアンのお堂は小さなかった。すぐ近くまで来たのに、気が付かなくて通り過ぎてしまったくらいだ。お堂の前では人びとがのんびりとしている。ほとんどの人が喪服を纏っていた。亡くなった前国王の喪に服しているのだ。
2018年5月 町角 タイ | |
バンコク 入り口 お堂・ホール 参拝客 |
No
10561
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年05月14日
更新日
2024年02月16日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA