船着き場、すなわち海抜0メートル地点から世界遺産であるエレファンタ石窟群の入口までは、延々と登りの階段が続いていた。ここを訪れる観光客のほぼすべてが通るルートなのだろう。階段の途中には食堂が点在し、脇にはお土産物屋がびっしりと並んでいる。観光客フレンドリーな様相を呈しているものの、本来なら強烈な日差しを遮るものは何もないはずだった。
しかし、お土産物屋を営む人々が、ビニールシートを張ることで即席の日陰を作り出していた。そのおかげで、階段を登るのがずいぶん楽になる。日差しを避けながら歩けるのはありがたいことだが、ここで日がな一日商売をしている人たちにとっては、暑さ対策はまさに死活問題なのだろう。
<>張られたビニールシートは青く、そこを通ると階段も、歩く人々も、すべてが青い光に染まっていた。その幻想的な光の中で、遊び回っていたシャイな女の子の全身もまた、透き通るような青に包まれていた。2025年3月 インド 人びと | |
恥ずかしがり屋 青 女の子 ムンバイ 階段 |
No
12824
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年03月04日
更新日
2025年03月09日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF