川沿いを歩いていると、ほどなくして渡船乗り場へと辿り着いた。川の真ん中に建つイェレー・パゴダという寺院に向かうにはここからボートに乗らなければならないのだ。岸から川を眺めると、小さなボートが幾つか水面に浮いている。この辺りで漁をしている漁船に混じって、参拝客を寺院のある中州へと運ぶボートも見える。そして、目的地であるイェレー・パゴダの全体像もよく見えた。岸から中州まではかなり近い。ボートに乗ればあっという間に着いてしまう距離だ。
ミャンマー国鉄では外国人料金が廃止されていたけれども、ここの渡船にはまだ外国人料金なるものが残っている。しかも、その料金は法外だと思うくらいに高い。すぐそこに見える中州に渡るだけなのに5米ドルもするのだ。地元の人向けのボートもあるけれど、壁に掲げられた英文の掲示板によると、外国人は外国人専用のボートに5米ドルを払って乗らねばならないらしい。なんでも、安全のためだというが言い訳臭い。ミャンマー人の安全はどうでもいいのかと問い詰めたい気分だ。でも、ビルマ語を話せる訳でもなく、地元の人を装うことも出来ない僕は、仕方なく5米ドルを払ってボートに乗ることにしたのだった。
2019年3月 ミャンマー 乗り物 | |
ボート チャウタン 河川 寺院 |
No
10955
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年03月31日
更新日
2024年01月16日
撮影場所
チャウタン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA