鬼子母神堂ばかりが注目を浴びているけれど、雑司が谷にある鬼子母神堂は南池袋にある法明寺というお寺の飛地になっている境内に建っているもの。つまり法明寺というお寺の本堂は鬼子母神堂が建っているところとは別の境内に建っているのだ。
都電荒川線の鬼子母神前駅と東京メトロの雑司が谷駅からケヤキ並木を抜けて進んでいくと、参道の先に鬼子母神堂という歴史的建造物が建っていて、そこでお参りするとなんだかもうお参りという一連の作業を完結してしまったような気になる。しかしながら本堂は鬼子母神堂ではない。ここから250メートルくらい北に法明寺の本堂があるのだ。
せっかくだから本堂にもお参りしてみようと思った僕は、鬼子母神堂の脇から伸びる道を歩いていく。その道はすぐに石畳の立派な参道になり、緩やかに登っていくと山門の先に法明寺の本堂が待ち構えていた。ひっきりなしに人が訪れる鬼子母神堂とは違い、こちらは閑散としていた。誰もいない境内でふと後ろを振り返ると、山門の向こうに伸びる石畳の参道を自転車が走っているのが見えた。
2022年2月 町角 東京 | |
参道 自転車 門 南池袋 寺院 |
No
12166
撮影年月
2021年12月
投稿日
2022年02月04日
更新日
2023年08月16日
撮影場所
南池袋 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS LOXIA 2/35