東京で育った僕が仲見世と聞くと、お店がズラッと並んでいる浅草にある道を思い浮かべるけれど、仲見世という言葉は一般名詞のようだ。境内でみやげ物などを売る商店街を指すらしい。確かに浅草にある仲見世も浅草寺の正門である雷門から本堂に向かって伸びる参道に設けられている。
元禄(1688-1704)から享保(1716-1736)の頃にかけて出来たと言うから、浅草寺の仲見世の歴史は長い。日本で一番古い商店街のひとつなのだそうだ。なんでも江戸幕府が開府してから浅草寺の参拝客が増加したため、浅草寺境内の掃除の賦役であった近隣の人びとに境内や参道上に出店しても良いと幕府から営業の許可が与えられたのが始まりだという。
この日も浅草の仲見世は混んでいた。宝蔵門に向かって伸びる細い仲見世を大勢の人が歩いている。ここにはお土産物屋もあれば、ちょっとした食べ物を売る店も並んでいる。僕も人混みに紛れてプラプラ歩いていた。いかにも日本的な雑貨に興味はないものの、芋ようかんや人形焼はいつ来ても気になってしまう。
2021年6月 町角 東京 | |
参道 浅草 門 浅草寺 商店街 |
No
11932
撮影年月
2020年10月
投稿日
2021年06月09日
更新日
2023年08月22日
撮影場所
浅草 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF