幅の広い参道の真中に立て札が立てられていた。向こうには鳥居と神門が見える。立て札には「下乗」と書かれているから、ここから先にある神門に進むには乗り物から降りて歩いて向かわなければならない。もっとも、ここから先に乗り物に乗って向かう人はいないだろう。そんなことをしたら、右翼の人に何をされるか分かったものではない。
下馬とか下乗の作法は思いの外昔からある。平安時代末期から鎌倉時代初期に書かれた法曹至要抄という法律書にはすでにそのルールが記載されているのだという。これを破った人間は笞罪に処せられたらしい。現代人の感覚からすると、課される罰が重すぎるような気がする。
2017年8月 町角 東京 | |
参道 門 九段 神社 鳥居 靖国神社 |
No
10246
撮影年月
2017年2月
投稿日
2017年08月13日
更新日
2024年11月13日
撮影場所
九段 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA