南禅寺の入り口に大きな山門がそびえている。伝説によると、ここに登った石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」という文句を残したとされているけれど、実際にこの山門が建立されたのは石川五右衛門の死んだ後のことらしい。石川五右衛門のセリフは史実でなくとも、門の上からの眺めが良いのは本当なので、僕も登って石川五右衛門と同じ気分に浸ることにした。山門の上からは本堂へと伸びる参道が枝越しに見えた。
ぼんやりと参道を眺めていると、三人の人影が現れた。ひとりは日傘を差している。三人とも黒い服を着ていたから、法事にでも訪れたのかもしれない。菩提寺が観光寺だといろいろと面倒なこともあるに違いない。
2006年10月 町角 京都 | |
参道 人影 京都市 寺院 |
No
590
撮影年月
2006年9月
投稿日
2006年10月30日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
京都市 / 京都
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V