ジャカルタ・コタの駅舎はそれほど大きくない。駅舎の中にあるスターバックスやケンタッキー・フライド・チキンやコンビニを横目に歩いていると、あっという間に駅の反対側に出てしまう。ジャカルタ・コタ駅は長い歴史を持つものの、プラットフォームは6つしかない小さな駅だ。続けざまに横切るのに時間はそれほどかからない。
人の流れに従って、そのまま駅舎の外に出ると、ちょっとしたロータリーになっていて大勢の人がうごめいていた。屋台も出ている駅前は、ちょっとした縁日のようだ。客を待っているタクシーも沢山停まっていた。駅の反対側に並んでいたのはバジャイという三輪タクシーだったけれど、こちら側で客を待っているのはワゴン車を使ったアンコットという乗合タクシーだった。アンコットもバジャイと同じように青い車両ばかりだ。ジャカルタではタクシーのような客を乗せる車は青色と決められているのだろうか。
何台も駅前にと停まっているワゴン車タクシーには運転席と助手席に男が乗っていて、後ろの扉を開けて乗客が来るのを待っていた。助手席に腰掛けているのは文字通り助手なのだろう。ふてぶてしい態度は客のそれには見えなかった。
2020年5月 インドネシア 人びと | |
客待ち ジャカルタ 鋭い視線 タクシー |
No
11516
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年05月06日
更新日
2023年09月05日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF