個人の感想と言ってしまえばそれまでだけれど、駅前の繁華街はゴチャゴチャしている方がいい。そこに大資本のフランチャイズではない、そこにしかないような小さなお店が肩を寄せ合っていればなお良い。そう思うのだけれど、実際にそのような形態で成り立っている街は少ないのが実情だ。武蔵小山駅前にあった雑踏の似合った区画もすっかり整備され、今ではタワーマンションがそびえている。ゴチャゴチャした区画にあったお店は移転してしまったのもあれば、区画整備が完了した後にふたたび舞い戻ってきて何食わぬ顔で営業している店もある。でも雑踏の趣は永遠に失われてしまった。
そういう意味では自由が丘駅周辺にはまだゴチャゴチャした雰囲気が残っている。お店自体はキレイになってリニューアルしていたりするものの、自動車も通れないような細い路地がまだ残っていてお店が軒を連ねている。大資本のフランチャイズが多いのは仕方ない。でもこのような雑踏の似合う街並みは今後も残ってほしい。再開発されて金太郎飴の切れ端のような街になってしまった街は、歩いてもあまり楽しくないのだ。
2022年12月 町角 東京 | |
路地 自由が丘 提灯 影 |
No
12415
撮影年月
2022年9月
投稿日
2022年12月16日
更新日
2023年08月10日
撮影場所
自由が丘 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF