台湾府城隍廟の祭壇の前では二人の参拝客がお参りをしていた。手には線香を持ち、静かに頭を垂れている。ここ台湾府城隍廟には城隍爺という神様が祀られていて、この神様にお参りすると無病息災と商売繁盛の御利益があると信じられている。
二人の表情は真剣そのものだった。健康とお金があれば、大抵の悩み事は解決できるだろう。少なくともそう信じているからこそ、二人はこんなにも一心に祈りを捧げているのだ。
台湾の町を歩いていると、あちこちで神様の存在を感じる。それだけ多くの神様が祀られていると、地元の人々はどの神様にお願いするのか、どうやって決めているのだろう。お願いごとの内容に応じて寺院を使い分けているのだろうか。例えば、健康のためには城隍爺、恋愛成就なら別の神様といった具合に。それとも、もっと単純に、家から近い寺院に足を運んでいるだけなのかもしれない。
2017年5月 人びと 台湾 | |
台南 寺院 参拝客 |
No
10133
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年05月07日
更新日
2024年12月09日
撮影場所
台南 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA