故宮博物院南部院区(嘉義)
今でこそ、西洋にもマイセンやウェッジウッドといった名の知れた陶磁器メーカーがあるけれど、もともとは中国発祥の技術だ
仏像はどこからともなくお経が聞こえてくるのを待っているのかもしれないけれど、ここは寺院ではなく博物館だ
台南駅(台南)
台南駅のプラットホームはとても長いので、途方もなく長い列車がやってきたとしても楽々と停まれるに違いない
水仙宮市場(台南)
シャッターの閉まった水仙宮市場で親子ふたりが我が家でくつろいでいるかのように楽しんでいた
中西区(台南)
茶碗と湯呑みは裏返しに置かれ、いつでも客を迎えられるように準備万端だった
男が工房の中で八仙彩と呼ばれる飾るのれんの刺繍していた
台南(台湾)
錆びて古びた茶缶に入れられて茶葉が売られていた
東獄殿(台南)
非科学的ともいえる伝統の占いと最新の電子機器が、ここでは何の矛盾もなく同じ空間を共有している
台南東獄殿(台南)
普通ならば獅子が置かれているはずの入り口の脇に丸い石が置かれていた
冥銭は燃やされて煙になることによって冥界に届くと信じられている
台湾府城隍廟(台南)
地元の人びとはどの神様に何をお願いするのか、お願いごとの内容に応じて寺院を使い分けているのだろうか
ご利益に商売繁盛を掲げる寺院は多いけれど、もっとも繁盛しているのはそんなご利益を掲げた寺院のような気がする
きっと料理がなかなか出てこないことにも、僕がカメラを向けていることにも、少なからずイライラしているのだろう
よそ者の僕にとって、迷路のように複雑に入り組んだ市場の路地はとても魅力的だ
神農老街(台南)
この漢字が「開店中」を意味することを、僕は後になってから知った
南勢街西羅殿(台南)
台湾では神様にも大きな花環を送る習慣があるようで、なんだか開店祝いのようだった
祭祀演劇に出ていた俳優の顔は青く塗られ、大胆なつけ眉毛を付けていた
王冠のような帽子と緑を基調とした模様の組み合わせは、色使いこそ違えど、どこか歌舞伎の隈取を連想させた
ほとんどの男の子にとって、お母さんのすぐ後ろは安心できるポジションだ
茶のスタンドで売られている茶の種類は多く、どれを選べばいいのか決めるのは困難な作業だ
中国系の女性は日本の女性よりも全体的に気が強く見えることが多い
忙しく買い物を済ませた男の顔は険しかった
台湾で売られている果物はどれも驚くほど安く、果物好きがこの光景を目にしたら、きっと小躍りするに違いない
細い通路が入り組む市場の中でも、ここは裏通りのようで、市場の表の顔とは異なる別の時間が流れているようだった
次から次へと野菜が放り込まれるビニール袋はあっという間に膨れ上がり、見る間に一杯になった
台湾の市場では日本で見かけない変わった形の包丁を目にする
タウナギの皮は思っている以上に伸びるのだ
台湾では全体的に料理の味付けが控えめな傾向があるから、キムチのような刺激的な味が新鮮なのかもしれない
鴨母寮市場(台南)
台湾の市場では果物の種類の多さと価格の安さに驚かされる
台湾では寿司が人気なので市場で巻きずしを作っている人たちがいるのも特に不思議なことではない
カメラを向けると、老婆は特に動揺することもなく、静かに視線を返してくれた
言葉が通じなくても、旅先で地元の食べ物を味わう楽しみは変わらない
新鮮な鶏肉を売っていることを示すためのデモンストレーションなのか、捌かれる前の鶏が一羽だけ陳列されていてた
肉まんをそっと扱う彼女の手つきからは、まるで自分の子どもを世話しているような雰囲気が漂っていた
片手で餡をつまみ、もう片方の手で皮を取り、驚くほどの速さで包んでいく手さばきはまさに熟練の技だった
楽しそうに作られた餃子は、きっと美味しいに違いない
魚屋が鴨母寮市場で黙々と魚を三枚に下ろしていた
人気の魚屋の周囲には活気と忙しさが入り混じった独特の雰囲気が漂っていた
中華文化圏では餃子というと水餃子が主流で、焼き餃子はどちらかと言えば残り物を活用した料理のイメージらしい
餃子が日常的に親しまれている台湾の市場では餃子を作っている光景は決して珍しくない
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