横須賀は江戸時代から海の玄関口だった。ペリーがやって来た浦賀も、現在の行政区でいうと横須賀市内だ。明治17年になって横須賀に日本海軍の鎮守府ができた後は、軍港都市として発展してきたのだった。今でも横須賀には在日米軍の基地も、海上自衛隊の基地もある。そんな軍港都市を歩くと、あちらこちらにセーラー服の水兵さんの姿を目にするのだと思っていた。でも、それは僕の思い違いのようだ。町中を彷徨しても、ほとんど水兵さんの姿を見ることはなかった。もっとも、僕が観光地的な場所ばかりを歩いていたためかもしれないが。
信号待ちをしていると、前にも信号待ちをしている老婆がいた。老婆からは軍事的な匂いはまったく漂ってこない。ここは日本の他の多くの自治体と同じように高齢化が進む町なのだ。
2017年10月 神奈川 人びと | |
バック・ショット 老婆 傘 横須賀 |
No
10328
撮影年月
2017年7月
投稿日
2017年10月28日
更新日
2024年05月17日
撮影場所
横須賀 / 神奈川
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA