女性がの青空の下、黄金に輝くワット・サケットの仏塔に向かって手を合わせていた

ワット・サケットで手を合わせる二人の女 — タイのバンコクにあるワット・サケットで撮影

人工的に作られた丘の上に黄金に輝く仏塔が空に向かって聳えている。日本と違って、タイの仏教寺院にはふんだんに黄金が用いられている。由緒ある寺院であろうとなかろうと必ずと言っていいほど黄金で装飾された仏像や仏塔があるのだ。日本とはこの辺の感覚が全然異なっているのだろう。昔からある日本のお寺では仏像くらいは金属で鋳造されているけれど、金箔が張られていることはあまりない。例外は金閣寺と平泉にある金色堂くらいしか思い当たらない。仏塔は日差しを浴びてキラキラと輝いている。ここで何か願いごとをしたら、確かに叶う可能性が高いような気がしてくる。

もちろんここは観光客向けに作られたわけではないので、地元の人も多く参拝に訪れている。写真の二人の女性もそうだ。仲良くベンチに並んで腰を下ろした二人は、真剣な顔をして仏塔に向かって手を合わせている。何か叶えたい願いごとがあるのだろう。そして、ここに来れば叶うはずだと信じているに違いない。

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