クロントゥーイ市場の裏手に回ったり、あちこちを歩いているうちに再び中心部へ戻ってきた。中心部の通路は大勢の人が歩いていて賑わっている。歩いている人の中には買い物に来たのではなく、商品を売り歩いている人の姿もあった。写真の帽子を被った男もそのような人たちのひとりだ。男はカートを押しながらアイスクリームを売り歩いていた。暑いから、市場の中を行き来しているうちに冷たいものを口にしたいと思う人は結構いるに違いない。ひょっとしたら、買い物客だけでなく、働いている人の中にも食べたいと思う人はいるかもしれない。
需要があるところには供給のチャンスもある。男はささやかながら資本主義の原則に則っているのだ。これだけ大勢の人で賑わっている市場には、アイスクリーム屋にとってのビジネスチャンスが転がっていることになる。大袈裟な感じになったけれど、これは単に僕自身がアイスクリームを食べたいと思っていたからだけなのかもしれない。
2018年5月 人びと タイ | |
バンコク ベル 行商人 アイスクリーム クロントゥーイ市場 |
No
10553
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年05月08日
更新日
2024年02月17日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA