東南アジアには華僑が多くいて、華僑のいるところには中国寺院が建てられている。道教の寺院の場合もあれば、仏教の寺院の場合もある。いずれにしても、不思議なのは道教でも仏教でも寺院の中に幾つもの祭壇があることだ。それぞれに祀られている神様が違って、その結果としてご利益も違うのだろうけれど、通りすがりの旅行者にはどの祭壇にお参りすれば良いのかよく分からない。そう考えるのは物臭な人間の考えることで、敬虔な信者は全ての祭壇でお祈りするのかもしれないけれど。
ご多分に漏れず、このワット・マンコン・カマラワートにも多くの祭壇が設けられていた。そのひとつの前には老婆が立っていた。手には紙を束ねたものを持っている。その束が何を意味するのかは分からない。でも、ここではお参りには欠かせないものらしい。祭壇の前でお参りしている人は誰しも持っている。そうこうしているうちに、老婆は紙の束をパタパタとしながらお参りし始めた。
2018年2月 人びと タイ | |
バンコク 白髪 老婆 祈る 寺院 |
No
10451
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年02月17日
更新日
2024年04月02日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA