アユタヤ時代からあるワット・サケットの縁起はよく分からないようだ。タイ国政府観光庁のホームページを見ても、ウィキペディアを見ても、現王朝がバンコクの地に都を置く前からあるという程度のことしか書いていない。いずれにしても、旧市街の中に80メートルの人工の丘が作られていて、その頂上には黄金に輝く仏塔が備え付けられているということは紛れもない事実だ。周囲に近代的なビルのないこの丘はこの辺りでは最も高い。頂上からの眺めはとてもいい。もっとも、ここは展望台として作られた訳ではなく、光り輝く仏塔のために築山されたものだ。でも、眺望も侮ることはできない。360度に広がる町並みを観るためだけに訪れるのも悪くないと思う。
タイの発展を感じさせるサイアム・スクエアなどの都心ははるか遠くだ。どこまでも続く空には雲がプカプカと浮かんでいる。ワット・サケットからは地平線の上に高層ビルのシルエットが並んでいるのが見えるだけだった。
2018年4月 町角 タイ | |
バンコク 建物 雲 シルエット 空 |
No
10504
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年04月04日
更新日
2024年02月27日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
風景写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA