台北の観光名所である迪化街からそれほど遠くないところに大稲埕慈聖宮という寺院がある。媽祖を祀った道教寺院だ。台湾では仏教寺院であっても道教の神様がいるし、逆に道教寺院に仏教の神様が鎮座しているのも珍しくない。かつての日本も顔負けの神仏習合の世界だ。ご利益さえあれな神様がインド出身なのか、中国出身なのかなんてどうでもいいことなのだろう。そのため大稲埕慈聖宮にも、媽祖や関帝などの道教の神様に混じって、仏教由来の神様もしっかり鎮座していた。
仏教の神様も道教の神様も鎮座している大稲埕慈聖宮には多くの祭壇が設けられていて、それぞれに違う神様が鎮座している。それぞれにご利益が異なっているから、お参りに訪れた人は自分の求めているご利益の神様の前でお参りすればいいのだと思っていた。けれど、それはルール違反らしい。全ての神様にお参りしなければならないのはもちろんのこと、お参りの順番も定まっているのだという。真面目にお参りすると結構時間がかかるのだ。そういえば横浜にある媽祖廟でもお参りする順番を教えてもらったのを思い出した。
2024年9月 人びと 台湾 | |
家族 祈る 台北 寺院 |
No
12650
撮影年月
2024年3月
投稿日
2024年09月16日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF