境内の一角には鐘楼が立っていた。もちろん日本の寺院にある鐘楼とは雰囲気は異なる。鐘だけでなく、太鼓も置かれている。そこに若い僧侶が集まって来ていた。時報の太鼓叩きの準備を始めたようだった。陽が暮れ始めていて、影はどれもこれも長い。時間が来たのだろう。僧侶たちは勢い良く太鼓を叩き始めた。
叩き終えると、僧侶はどこかへと去ってしまう。境内は再び静けさに包まれた。境内にいるのは僕だけだった。心なしか、辺りがより一層暗くなったような気がした。
2013年4月 ラオス 人びと | |
ベル 太鼓 ルアンパバーン 僧侶 寺院 |
No
7422
撮影年月
2008年1月
投稿日
2013年04月12日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ルアンパバーン / ラオス
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM