浅草橋を歩いているとファサードが石造りになっている昔ながらの商店が目に入ってきた。もう長いこと商売はしていないようで、看板が掲げられていたと思しき場所には何もなく、シャッターはしっかりと下りていた。
このような建築は看板建築といい、関東大震災以後に多くの商店がこの様式で建てられたという。今となってはレトロな味わいを感じさせ、個人的には好きなのだけれど、時代の流れとともに段々と少なくなってきている。この商店も長いこと営業していないようだから、近い将来に取り壊されてしまうかもしれない。
ちょっと離れたところから正面を眺めていると、大勢の人が前を通り過ぎていく。でも僕のように気に留めている人は誰もいない。写真の歩行者と自転車に乗った人も何事も無かったようにシャッターの前で通り過ぎていった。
2017年8月 町角 東京 | |
浅草橋 自転車 ファサード シャッター シルエット |
No
10238
撮影年月
2017年1月
投稿日
2017年08月06日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
浅草橋 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA