歩いていると昔ながらの商店が建っているのが目に入ってきた。ファサードは石造りになっている。でも、もう長いこと商売はしていないようだ。かつては看板が掲げられていたと思しき場所には何も掛けられておらず、シャッターがしっかりと下りていた。このような建築は看板建築という。関東大震災以後にはこのような建築様式で商店が建てられるのが多かったという。しかしながら、時代の流れとともに段々と少なくなってきている。この商店も長いこと営業していないようだから、近い将来に取り壊されてしまうかもしれない。
正面を眺めていると、大勢の人が前を通り過ぎていく。でも、僕のように気に留めている人は誰もいない。写真のシルエットも何事も無かったかのようにシャッターの前で擦れ違っていた。
2017年8月 町角 東京 | |
浅草橋 ファサード シャッター シルエット |
No
10238
撮影年月
2017年1月
投稿日
2017年08月06日
更新日
2020年01月16日
撮影場所
浅草橋 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA