写真の寺院はパナウティに建っているバク・バイラブ寺院。16世紀に建てられたネワール様式の寺院で本尊はシヴァの化身のひとつであるバイラヴァだ。バイラヴァは「恐怖すべきもの」という意味で、破壊神シヴァの恐怖・不穏な側面を象徴している。多くの場合は憤怒の表情をしており、この寺院のバイラヴァは怒ったトラの姿をしているらしい。
ネワール様式で建てられているだけに、この寺院でも三重に設けられた屋根の上からドバジャと呼ばれる帯がぶら下げられていた。これは神が降臨する道筋を示すシンボルだ。つまり怒ったトラが降臨する際にはこの帯に沿って空からやって来るのだ。
2013年7月 建築 ネパール | |
ファサード キルティプル 寺院 |
No
7745
撮影年月
2009年7月
投稿日
2013年07月29日
更新日
2024年01月07日
撮影場所
キルティプル / ネパール
ジャンル
建築写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM