神田川に架かる柳橋の上に立ち止まって水面を眺めていた。川の両岸はしっかりと護岸工事がなされていて、川は真っ直ぐに伸びている。水害を防ぐためには仕方がないのかもしれないけれど、直線に伸びた河川には自然らしさが感じられない。流れが淀んだ場所がないと、魚も住みづらいだろう。
コンクリートで覆われた岸壁には何隻もの屋形船が係留されている。ここは屋形船のための波止場のようになっている。でも、まだ乗客の姿は無かった。屋形船が賑わうのは日が暮れてからだ。神田川は静かだった。でも、その静けさは一隻のタグボートによって破られた。静かに水面を漂う屋形船とは対照的に、タグボートはどこかに急いでいるようだ。水面にさざ波を立てながら進んでいる。
2017年8月 東京 乗り物 | |
浅草橋 ボート 河川 |
No
10242
撮影年月
2017年1月
投稿日
2017年08月10日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
浅草橋 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA