ビニールの手袋と入墨

大きな入墨を入れたクーン売り
ミャンマーのヤンゴンで撮影 オザワテツ

クーン売りの腕には大きな入墨が彫られていた

ダウンタウンを歩いていると、またしてもクーン売りが商売しているのが目に入ってきた。何度も繰り返すけれど、この町には掃いて捨てる数ほどのクーン売りがいる。つまり、クーンを買い求める人が相当数存在しているということだ。

写真の若いクーン売りもちょど注文を受けてクーンを作っている。手に数枚のキンマの葉を取り、テーブルの上に広げようとしていた。男が作るのを眺めていると、2つのことが気になった。ひとつは腕に彫られた大きな入墨だ。腕全体が入墨で覆われている。以前に訪れたときから、ミャンマーでは入墨を入れている人が多いのが気になっていた。日本と違って入墨にマイナスなイメージは全く無いようだ。もうひとつは、手にはめているゴム手袋だ。まるで手術中の医者のようなピッタリとした手袋をしているのだった。ヤンゴンでは数多のクーン売りを見かけたけれど、この若者のように手袋をクーンを作っている人は少ない。素手で作ると味が変わってしまうと思っているのかもしれないし、もしかしたら不衛生だと思っているのかもしれない。いずれにしても、男はちょっと変わった人に違いない。

男が黙々と作っている向こうでは、ピンクの袈裟を纏った幼い尼僧がはしゃいでいた。

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ヤンゴンってどこ?

PHOTO DATA

No

10806

撮影年月

2018年9月

投稿日

2018年11月24日

撮影場所

ヤンゴン / ミャンマー

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA

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