ちょっと寄り道したものの、無事に高雄にある三鳳宮にたどり着いた。ここは中壇元帥を主祭神とする寺院だという。またまた日本では馴染みのない神様で、つまるところ道教の寺院だ。日本でも横浜などの中華街には関羽を祀る関帝廟や媽祖廟の道教の寺院があるけれど、台湾のようにバラエティに富んでいない。いったい道教にはどれくらいの神様がいるのだろうか。
三鳳宮は300年の歴史を誇る寺院なのだけれど、日本で長い歴史を誇る神社仏閣と違ってその境内は狭い。山門のようなものはなく、駐車場になっている広場を越えて階段を登ればもうそこは前殿だ。主祭神である中壇元帥が祀られている正殿の上層階には他の道教の神様もいれば釈迦牟尼仏や観世音菩薩などの仏教の神様もいる。やはりここも狭い境内の中に大勢の神様がいて、まるで神様のデパートのよう。
大勢の神様がいて多くの布施があるのだろうけれど、昔から寺院の収入は布施だけなのだろうか。日本だと寺院なら寺領、神社なら社領を持っていて、そこからも収益を上げて神社仏閣を運営していたのだけれど、台湾にある道教寺院はどうなのだろう。実際には寺院が建っているところだけでなく、田舎に広大な領地を持っていたりするのだろうか。お布施だけに頼っていたら、なかなか経営が安定しないように思えてしまう。
2024年8月 町角 台湾 | |
高雄 親子 階段 扁額 寺院 |
No
12635
撮影年月
2024年3月
投稿日
2024年08月23日
撮影場所
高雄 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF