台湾にある他の中国寺院と同じように、赤い提灯で有名な三鳳宮にも中にいくつもの祭壇が設けられていて、数階建てになった神様の集合住宅のようになっている。中庭に吊られた赤い提灯をいろいろな角度から眺めたり、あちらの部屋にもこちらの部屋にも祀られている神様にお参りしたりしていると、時間は瞬く間に過ぎていく。寺院の外で爆竹の音がするのにも気がついていたものの、あまり気に留めていなかった。中華文化で爆竹は縁起物だ。
とはいえ、いつまで経っても鳴り止まない爆竹の音に次第に不審感が募っていく。何かが行われている気がして正面玄関から寺院の前に出てみると、そこは爆竹の煙が充満していて、煙の中で旗の付いた棒を手にした女性たちが踊っていた。一体何が行われているのだろうと思って眺めていると、今までよりも多くの爆竹がなり始めた。立ち込める煙の中に現れたのは、今まで踊っていた女性たちとは違って、黄色い衣装に身を包んだ男だった。たぶん神様なのだろう。爆音とともに現れた神様は、爆音とともに三鳳宮の中に消えていった。台湾の神様は随分と騒々のがお好きなようだ。
2024年8月 人びと 台湾 | |
ダンス 旗 高雄 煙 寺院 女性 |
No
12637
撮影年月
2024年3月
投稿日
2024年08月25日
撮影場所
高雄 / 台湾
ジャンル
スナップ写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF